中・東欧、CIS諸国、ロシアに特化した情報誌

2015/1/7

ポーランド

ポーランドのバス製造大手、24メートルの電動バスを共同開発

この記事の要約

ポーランドのバス製造大手ソラリスは12月30日、車長24メートルの大容量電動バスを同国のワルシャワ工科大学とポズナニ工科大学と共同で開発していると発表した。3つの車体を2つの節で繋ぐ二連節バスで、電気モーターで駆動する。 […]

ポーランドのバス製造大手ソラリスは12月30日、車長24メートルの大容量電動バスを同国のワルシャワ工科大学とポズナニ工科大学と共同で開発していると発表した。3つの車体を2つの節で繋ぐ二連節バスで、電気モーターで駆動する。外部電源から充電する方式の充電池のほか、車載燃料電池からも電気モーターに電力を供給することができる。

同プロジェクトの実施期間は2012年12月~2015年11月まで。プロジェクト予算は総額約300万ユーロで、このうちポーランド政府が2007年に設立した国立研究開発センター(NCBiR)が約150万ユーロを支援している。

プロジェクトチームは現在、技術開発の最終段階にあり、近く「ウルビーノ(Urbino)」シリーズの最新モデルをベースとしたプロトタイプの製造を始め、試験・評価を実施する計画という。

ソラリスは2014年12月、ドイツ・ハンブルク市の路線バス向けに、開発中のモデルと同様の駆動システムを搭載した車長18.75メートルの電動バス「ウルビーノ18.75エレクトリック」を納車した実績がある。