2015/1/21

ポーランド

PKPカーゴ、新型車両を調達

この記事の要約

ポーランドの鉄道貨物大手PKPカーゴは12日、異なる電化システムで使用可能なマルチシステム機関車を新たに最大20両調達するための入札を行うことを明らかにした。発注総額は4億ズロチ(9,250万ユーロ)で、16年8月~17 […]

ポーランドの鉄道貨物大手PKPカーゴは12日、異なる電化システムで使用可能なマルチシステム機関車を新たに最大20両調達するための入札を行うことを明らかにした。発注総額は4億ズロチ(9,250万ユーロ)で、16年8月~17年3月の納入を予定している。入札対象には車両の全てのメンテナンス作業が含まれ、走行開始から8年後または総走行距離が120万キロメートルに達した後に行われる最初の定期点検終了までが対象となる。

ポーランド国鉄(PKP)傘下の同社は輸送量で欧州第2位。現在約1,200両を保有しているが、マルチシステム機関車は10両にすぎない。

PKPカーゴはポーランド最大の鉄道貨物会社。13年の同国でのシェアは輸送量で同国市場の49%、運行数で59%を占める。13年10月にはワルシャワ株式市場に上場しており、昨年12月には南東欧でも事業展開するチェコの鉄道貨物会社AWTをおよそ4億ズロチで買収している。(1PLN=31.55JPY)