2015/1/28

ロシア

アフトワズ、14年は販売低迷も15年は15~20%増を予想

この記事の要約

ロシア自動車製造最大手のアフトワズは21日、「ラーダ」ブランドの乗用車の2014年の販売が43万9,100台となり、前年に比べ17.9%減少したと発表した。うち、ロシア市場での販売が38万7,300台、輸出は5万1,70 […]

ロシア自動車製造最大手のアフトワズは21日、「ラーダ」ブランドの乗用車の2014年の販売が43万9,100台となり、前年に比べ17.9%減少したと発表した。うち、ロシア市場での販売が38万7,300台、輸出は5万1,700台だった。2015年は国外販売の強化などにより前年比15~20%増の販売を見込んでいる。

モデル別の14年の販売は、ラーダ「グランタ」が15万2,800台で最も多い。前年比で販売が最も大きく伸びたのは「ラルグス」で、ステーションワゴンとバンも含め16.4%増の7万4,000台に達した。

アフトワズの2014年通期の乗用車生産および完全ノックダウン(CKD)生産は57万5,100台で、このうち「ラーダ」の乗用車が38万6,800台、ルノー・日産の乗用車は13万3,900台を占めた。

2015年については、ロシアの国内乗用車市場が前年比19%減の190万台に縮小すると予想している。ただ、「ラーダ」ブランドの乗用車の販売は前年比で15~20%増加すると見込んでいる。国外市場での販売を強化するほか、部品の国内調達率の拡大(現在「ラーダ」ブランドの乗用車で82%)も販売増に寄与すると説明している。また、セダン「ヴェスタ」とSUV「エックス・レイ(XRAY)」の2モデルを発売する。