2015/2/4

ハンガリー

LAC、ルーマニア鉄道車両メーカーと合弁会社設立

この記事の要約

ハンガリーのLACホールディングは1月27日、ルーマニアの鉄道車両メーカーであるソフトロニックとの機関車製造合弁会社の設立契約に調印した。出資比率はLACが49%でソフトロニックが51%。年内にハンガリーに工場を建設し、 […]

ハンガリーのLACホールディングは1月27日、ルーマニアの鉄道車両メーカーであるソフトロニックとの機関車製造合弁会社の設立契約に調印した。出資比率はLACが49%でソフトロニックが51%。年内にハンガリーに工場を建設し、2016年の生産開始を目指す。

LACが昨年12月明らかにしたところによると、当面ハンガリー工場はソフトロニックから部品供給を受け、1年目に2~3両、2年目からは年間10両超の生産を計画する。1両あたりの価格は推定250~300万米ドルとしている。従業員は50人で、長期的に250人に増員する。

LAC傘下の鉄道貨物会社CERがソフトロニックから時速200キロメートル超の高速機関車を調達するなど、両社の事業関係は良好で、合弁会社設立を通してさらに提携を強化する。調印に同席したグラットフェルダー経済省政務次官はハンガリーの経済発展に大きく貢献する新産業の担い手として、同省が新会社への支援を惜しまない方針であることを示唆した。