ポーランド統計局(GUS)が17日発表した1月の平均賃金(従業員10人以上の民間企業を集計)は3,943ズロチとなり、前年同月比で3.6%上昇した。上昇率は昨年12月の3.7%から縮小したものの、市場予想の3.3%を上回った。雇用者数は557万2,700人で、前年同月比1.2%増となった。
1月の消費者物価上昇率は前年同月比マイナス1.3%だった。マイナスは7カ月連続。実質賃金の上昇率は前年同月比プラス5%となり12カ月連続で3%を上回った。同国のバンク・ザホドニ銀行のアナリストは今後の見通しについて、デフレ傾向の中での賃金上昇で消費者の購買力が高まることから、個人消費に期待が持てるとしている。(1PLN=32.45JPY)