2015/2/25

チェコ・スロバキア

プラハが公共交通料金引き下げへ、自動車通行料導入も検討

この記事の要約

チェコの首都プラハが近距離公共交通機関の利用拡大に力を入れる。プラハ市参事会は17日、7月からバス、地下鉄、路面電車などの1年有効共通定期券の料金を現行の4,750コルナから3,650コルナに引き下げることを決めた。 た […]

チェコの首都プラハが近距離公共交通機関の利用拡大に力を入れる。プラハ市参事会は17日、7月からバス、地下鉄、路面電車などの1年有効共通定期券の料金を現行の4,750コルナから3,650コルナに引き下げることを決めた。

ただ、年間で推計4億コルナの減収となるため、公共交通の魅力を高め利用者を大幅に増やすための措置についても議論している。現地オンライン情報サイトPrag Aktuellによると、駅駐車場(パーク&ライド)の建設のほか、路上駐車の制限や自動車の市内通行料の導入が検討されているもようだ。

市参事会は1年定期券値下げに合わせて7月にも通行料規定を施行したいと見られるが、対象地区や料金体系など詳細は明らかにしていない。市議会野党の市民民主党(ODS)からは、具体性のない人気取りの策でしかないと批判の声が上がっている。(1CZK=4.86JPY)