2015/3/25

自動車

ロシア、自動車産業支援に250億ルーブル

この記事の要約

ロシアのメドベージェフ首相は23日、不況に直面する自動車産業の支援に約250億ルーブル(3億8,700万ユーロ)を追加支出すると発表した。自動車の実売価格を抑えるとともに、商用車の公共調達を強化する。これにより、自動車販 […]

ロシアのメドベージェフ首相は23日、不況に直面する自動車産業の支援に約250億ルーブル(3億8,700万ユーロ)を追加支出すると発表した。自動車の実売価格を抑えるとともに、商用車の公共調達を強化する。これにより、自動車販売の落ち込みを25%に抑える狙いだ。

具体的には、(1)自動車ローンの金利補助(2)リース費用助成(3)連邦機関による商用車の追加購入(4)自動車買い替え奨励制度の予算拡大――を内容とする。

(3)には支援総額のうち110億ルーブル強を充てる。(4)の奨励制度は昨年12月、今年末までの延長と100億ルーブルの予算計上が発表された。今回の措置では、4-6月期の予算として新たに50億ルーブルを追加する。

マントゥロフ産業貿易相は、これにより自動車販売の減少幅を50%から25%に縮小できると見込んでいる。(1RUB=2.03JPY)

(東欧経済ニュース2014年12月10日号「ロシア、自動車買い替え奨励策を15年末まで継続」を参照)