2015/3/25

ルーマニア・ブルガリア・その他南東欧・トルコ

テレコムルーマニア、通信インフラ拡充へ

この記事の要約

テレコムルーマニアが国内の通信インフラを拡充する。今年末までに1億6,000万ユーロを投じて第4世代(4G)移動通信技術の普及率を倍増させるとともに、来年末までに光ファイバー通信を200万世帯に普及させる計画だ。資金につ […]

テレコムルーマニアが国内の通信インフラを拡充する。今年末までに1億6,000万ユーロを投じて第4世代(4G)移動通信技術の普及率を倍増させるとともに、来年末までに光ファイバー通信を200万世帯に普及させる計画だ。資金については銅線などの旧設備や不動産といった非中核資産の売却によって捻出する。同社のニコライ・ベッカー最高経営責任者(CEO)がこのほど明らかにした。

テレコムルーマニアは国内最大の通信企業グループで、テレコムルーマニア・コミュニケーションズとテレコムルーマニア・モバイルコミュニケーションズの2つの部門を持つ。昨年の売上は10億ユーロで、契約数は固定通信が223万世帯、ブロードバンドが123万世帯、テレビが141万世帯、モバイルが604万世帯だった。同社の株式の過半数は、ドイツテレコムが40%を出資するギリシアの通信大手OTEが保有する。