中・東欧、CIS諸国、ロシアに特化した情報誌

2015/4/1

自動車

GAZ、バルカン諸国で「GAZelle NEXT」販売/新型ゴミ収集車も発表

この記事の要約

ロシア商用車大手のGAZは、ベオグラード国際自動車見本市(プレスデー:3月19日、一般公開:3月20~29日)に小型商用車の新モデル「GAZelle NEXT」シリーズを出展した。セルビアやバルカン諸国では初披露となる。 […]

ロシア商用車大手のGAZは、ベオグラード国際自動車見本市(プレスデー:3月19日、一般公開:3月20~29日)に小型商用車の新モデル「GAZelle NEXT」シリーズを出展した。セルビアやバルカン諸国では初披露となる。

当初は、セルビアの首都ベオグラードと同国南部の産業・貿易都市であるニシュで販売を開始し、今年末までに、ボスニア・ヘルツェゴビナやモンテネグロ、マケドニアにも販路を広げる。4カ国の計9店舗で販売する計画。

見本市では、「GAZelle NEXT」シリーズから、シートが1列のシングルキャブやシートが2列以上のクルーキャブ、消防車や救急車などの特殊車両、四輪駆動モデルなど、幅広い車種を出展した。

GAZは独立国家共同体(CIS)諸国以外にも輸出先を広げる戦略を進めており、昨年9月には「GAZelle NEXT」をトルコで生産・販売すると発表した。

■「GAZon NEXT」ベースのゴミ収集車を発表

一方、先ごろサンクトペテルブルクで開催された住生活・公共サービスに関する見本市では、中型トラックの新モデル「GAZon NEXT」をベースにしたゴミ収集車を発表した。「GAZon NEXT」をベースに幅広い特殊車両を開発する計画の一環で、今後さらに新しいモデルを発表する予定。今回発表したゴミ収集車は、コンパクトな設計が特徴で、交通量の多い市内の走行や、大型トラックが侵入できない道路をルートにしたゴミ収集業務などに適している。