2015/4/1

自動車

フォード、ルーマニア工場にSUV生産を移管

この記事の要約

米フォードがルーマニアでSUVの新モデルの生産を計画している。3月25日付の現地独語紙アルゲマイネ・ドイチェ・ツァイトゥングが報じたもので、インドのチェンナイ工場が手掛ける小型SUV「エコ・スポーツ」の生産を、2017年 […]

米フォードがルーマニアでSUVの新モデルの生産を計画している。3月25日付の現地独語紙アルゲマイネ・ドイチェ・ツァイトゥングが報じたもので、インドのチェンナイ工場が手掛ける小型SUV「エコ・スポーツ」の生産を、2017年下半期からルーマニア南西部のクラヨヴァ工場に移管するという。23日にはフォードの幹部が同国のヴィクトル・ポンタ首相と会談した模様で、今月にも正式決定するとみられている。

クラヨヴァ工場では12年から欧州向けにコンパクトモデルの「B‐Max」の生産を開始した。しかし昨年は同モデルの需要が伸び悩み、およそ40日間の操業停止と、エンジン生産の停止を余儀なくされた。今年3月初旬には希望退職を募り約500人を削減したほか、解雇を避けるために操業時間の短縮を導入している。昨年の同工場の生産台数は5万3,000台で、ルーマニアの全自動車生産量の13.5%を占めた。