2015/4/1

ポーランド

ポルトガル商業銀、ポーランド子会社株15.4%を売却

この記事の要約

ポルトガル商業銀行(BCP)は3月26日、ポーランド子会社であるバンク・ミレニアムの株式15.4%を12億4,000万ズロチ(3億400万ユーロ)で売却し、出資比率を50.5%に縮小した。資本力の強化が目的で、これにより […]

ポルトガル商業銀行(BCP)は3月26日、ポーランド子会社であるバンク・ミレニアムの株式15.4%を12億4,000万ズロチ(3億400万ユーロ)で売却し、出資比率を50.5%に縮小した。資本力の強化が目的で、これにより自己資本比率(Tier1)は0.46ポイント改善する。

BCPは金融投資家を対象とする短期ブックビルディング(ABB)方式で株式を売却した。1株当たりの価格は6.65ズロチと25日終値を10%下回る水準となった。

売却株のうち2.6%は欧州復興開発銀行(EBRD)が2億1,300万ズロチ(5,200万ユーロ)で買収した。これにより、EBRDは監査役会に代表1名を送る権利を得る。

バンク・ミレミアムはポーランド6位の商業銀行で、中小企業向けサービスを得意とする。また、個人向けサービスや富裕層向けサービスも展開する。(1PLN=31.61JPY)