2015/4/22

CIS諸国

ユーラシア経済連合、軽工業発展のための行動計画を承認

この記事の要約

ロシア、ベラルーシ、カザフスタン、アルメニアが加盟するユーラシア経済連合(EEU)の理事会は14日、軽工業の発展に向けた2015-16年行動計画を承認した。同産業分野への投資促進と競争力向上のための環境整備を目指す。 行 […]

ロシア、ベラルーシ、カザフスタン、アルメニアが加盟するユーラシア経済連合(EEU)の理事会は14日、軽工業の発展に向けた2015-16年行動計画を承認した。同産業分野への投資促進と競争力向上のための環境整備を目指す。

行動計画は、消費財など軽工業分野での加盟国間協力を促す法的基盤となることを企図したもの。公共調達での障壁撤廃、通関業務および商品流通管理の手続き統一、投資承認手続きの改善などの措置が盛り込まれている。また、原材料の確保や生産能力の利用効率向上のための環境づくりや、軽工業発展のための中長期的なガイドラインも設定する。

理事会は同日、EEU共通手続き適用分野の新リストも承認した。情報通信技術の適用範囲を広げデジタル情報交換を促進し、市場保護、競争政策、政府調達、通関、関税・非関税規定、防疫などの分野で共通化を進める。

EEUは年初に発足し、加盟国は工業、農業、運輸、エネルギーなど主要分野で協調政策を行う。5月にはキルギスが新たに加盟する見込みで、タジキスタンも加盟への関心を示している。