2015/5/13

CIS諸国

ポスコ、トルクメニスタンに製鉄所建設へ

この記事の要約

韓国の鉄鋼大手ポスコ・グループはこのほど、トルクメニスタンに製鉄所を建設する計画を発表した。4月13日に韓国の青瓦台(大統領府)で行われた韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領とトルクメニスタンのベルドイムハメドフ大統領による […]

韓国の鉄鋼大手ポスコ・グループはこのほど、トルクメニスタンに製鉄所を建設する計画を発表した。4月13日に韓国の青瓦台(大統領府)で行われた韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領とトルクメニスタンのベルドイムハメドフ大統領による首脳会談後に、ポスコの商社子会社である大宇インターナショナルとトルクメニスタン産業省が覚書(MOU)を締結した。生産能力は年100万トンで、補強鋼やパイプの生産で約10億ドルの売上高を見込んでいる。

今回のプロジェクトでは、ポスコのエンジニアリング・建設子会社のポスコE&Cが製鉄所の設計・設備調達・建設(EPC)および運転・管理(O&M)を受注する予定。ポスコE&Cは今回のプロジェクトを通して初めてトルクメニスタンに進出する。

大宇インターナショナルの関係者は今回のプロジェクトを通して、農業用や輸送・電気・通信などのインフラ整備プロジェクト向けのトラクター製造事業を強化していく方針を示している。

今回の首脳会談を機会に、大宇インターナショナルやポスコE&C 、LGインターナショナルなどの韓国企業はガスプラント建設や石油精製所近代化、製鉄所建設など、8件の大型プロジェクトに関する合意書・覚書を締結した。