独自動車大手のフォルクスワーゲン(VW)は先ごろ、チェコ子会社であるシュコダ自動車の2015年4月の出荷台数が前年同月比2.8%増の9万2,100台となり、4月単月の販売では過去最高を更新したと発表した。西欧、中欧や、中国、インドなどで販売が伸びた。西欧市場では新型「ファビア」が40%増と好調だった。6月には新型「スペルブ」を発売するなど新モデル攻勢による営業強化を継続する。
4月の西欧市場の出荷台数は、前年同月比4.5%増の3万8,200台、うち欧州最大市場のドイツは7.0%増の1万3,800台と好調だった。中欧も6.1%増の1万5,500台を販売した。うち、母国チェコは8.1%増の7,700台に伸びた。
東欧は30.8%減の7,400台と大幅に落ち込んでいる。主力市場のロシアは41.6%減の4,500台だった。
シュコダにとって最大市場の中国は前年同月比4.9%増の2万3,000台。インドも9.6%増の1,300台に改善した。このほか、トルコ(2,600台、187.1%増)、エジプト(700台、109.4%増)オーストラリア(300台、33.7%増)も好調だった。