2015/5/20

CIS諸国

EEU、域内製造品の商標導入を検討

この記事の要約

ロシア、ベラルーシ、カザフスタン、アルメニアが加盟するユーラシア経済連合(EEU)が域内製造品であることを示す商標の導入を検討している。13日にベラルーシの首都ミンスクで開かれた『ベラルーシ工業フォーラム』で、EEU工業 […]

ロシア、ベラルーシ、カザフスタン、アルメニアが加盟するユーラシア経済連合(EEU)が域内製造品であることを示す商標の導入を検討している。13日にベラルーシの首都ミンスクで開かれた『ベラルーシ工業フォーラム』で、EEU工業・農業担当のセルゲイ・シドルスキ委員は、同委員会が2年以内の導入を視野に入れ議論していることを明らかにした。現地国営通信社ベルタが報じた。

シドルスキ委員によると、具体的な商標として「メイドイン・カスタムユニオン」や「メイドインEEU」が候補に挙がっている。商標はEEUの規定に合致したことを証明するもので、これが表示された製品は域内での自由流通が可能になり、公認のEEU製品として第三国に輸出することもできるという。

EEUは年初に発足し、産業やエネルギーなど主要分野で加盟国が協調政策を行う。4月には軽工業への投資促進と競争力向上を図るため、域内の手続き統一や障壁撤廃などを盛り込んだ2015-16年の行動計画を承認した。