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2015/5/27

自動車

車載エアコン制御装置の独BHTC、ブルガリアに新拠点開設

この記事の要約

車載エアコン制御装置を開発・生産する独ベーア・ヘラ・テルモコントロール(BHTC)は20日、ブルガリアの首都ソフィア近郊にあるボスハーリッシュトに新工場と研究開発(R&D)センターを開設した。新拠点の敷地面積は […]

車載エアコン制御装置を開発・生産する独ベーア・ヘラ・テルモコントロール(BHTC)は20日、ブルガリアの首都ソフィア近郊にあるボスハーリッシュトに新工場と研究開発(R&D)センターを開設した。新拠点の敷地面積は7,500平方メートルで、投資額は430万レフ(約220万ユーロ)。フォルクスワーゲン(VW)のScaniaブランドの商用車向けにエアコン部品を生産する。従業員数は120人で、将来的に500人に増員する予定だ。

BHTCのシュルテ最高経営責任者(CEO)は開所式で、「ボスハーリッシュトは労働者の質が高く、当局の支援も充実している」と述べ、拠点開設の理由を説明した。同社はブルガリア事業を強化する方針で、今後4~5年間に約2億レフを追加投資するという。

BHTCはドイツの自動車部品メーカーであるベーア(Behr)とヘラ(Hella)が設立した合弁会社。ドイツとブルガリアのほか、米国、メキシコ、中国、日本、インドに生産拠点を持つ。(1BGN=68.75JPY)