ポーランド中央統計局(GUS)が20日発表した4月の鉱工業生産指数(速報値、季節調整済み)は前年同月比で2.3%上昇し、8カ月連続でプラスとなったものの、上げ幅は市場予測の5.5%を大きく下回った。前月比では8.1%低下し、2か月ぶりにマイナス転じた。
34業界のうち26業界で前年同月比がプラスとなった。上げ幅は電気設備(13.2%)、自動車・トレーラー(10.6%)、製薬(9%)で大きかったほか、コークス・石油精製品と家具製造(ともに5.2%上昇)、コンピューター・電子・光学機器(4.8%上昇)も堅調だった。一方、食品が7.2%低下と大幅に落ち込み、化学品・化学加工製品とエネルギー業(電気・ガス・スチーム・空調)もそれぞれ2%、1.9%の低下と振るわなかった。