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2015/6/24

総合・マクロ

ロシアとサウジ、100億ドルを共同投資

この記事の要約

ロシア直接投資基金(RDIF)とサウジアラビア公的投資基金(PIF)が100億米ドル規模の共同投資で合意を結んだ。国営サウジ通信(SPA)が21日、サンクトペテルブルク経済フォーラム(18~20日)に合わせて訪露したサウ […]

ロシア直接投資基金(RDIF)とサウジアラビア公的投資基金(PIF)が100億米ドル規模の共同投資で合意を結んだ。国営サウジ通信(SPA)が21日、サンクトペテルブルク経済フォーラム(18~20日)に合わせて訪露したサウジ高官の話として伝えた。投資対象や時期などは公表されていないものの、原子力エネルギーの開発分野への投資が計画されているという。

RDIFは2011年設立。ロシア国内で金融投資を行っており、サウジと同様の契約を、中国、韓国、クウェートとも結んでいる。

PIFはサウジ経済の支援を目的に設立された。投資では、単純な投資収益よりも技術移転の可能性を重視する。先週には韓国の建設会社ポスコ・エンジニアリング&コンストラクションの株式38%を約11億ドルで取得。これにより、建設技術・ノウハウを取得する狙いだ。