2015/6/24

自動車

マジャールスズキ、新モデル導入で大幅増産見通し

この記事の要約

スズキ自動車のハンガリー工場は今年、生産台数が大幅に拡大する見通しだ。現地通信社MTIが17日、現地子会社マジャールスズキの工場長の談話として報じたもので、今年の目標生産台数である16万5,000台を1万~1万5,000 […]

スズキ自動車のハンガリー工場は今年、生産台数が大幅に拡大する見通しだ。現地通信社MTIが17日、現地子会社マジャールスズキの工場長の談話として報じたもので、今年の目標生産台数である16万5,000台を1万~1万5,000台上回る可能性がある。売上高も目標の17億ユーロを超える観測だという。

堅調な展開のけん引力は3月にエステルゴム工場で生産を開始した新型SUV「ヴィターラ」だ。同車はスズキの世界戦略モデルという位置付けで、欧州だけでなく他の地域にも輸出する。今年4月の国内販売台数647台のうち、ヴィターラは3分の1を占めたという。また、同月の国内市場シェアは昨年の7%から9.6%に拡大した。

2014年(15年3月期決算)の生産台数は、2モデルの生産停止により前年比9%減の14万7,000台にとどまった。売上高は0.8%減の14億5,770万ユーロ。販売コスト増で、税引き前利益は46.4%減の1,910万ユーロに落ち込んだ。