2015/6/24

ロシア

JFEエンジニアリング、沿海地方とスマートアグリ事業モデルを共同策定

この記事の要約

JFEエンジニアリング(本社:東京)は18日、ロシア沿海地方政府との間で、IT(情報技術)を利用した農業技術、スマートアグリを活用する農業プラントの事業モデルを策定することで合意したと発表した。沿海地方で温室栽培を可能に […]

JFEエンジニアリング(本社:東京)は18日、ロシア沿海地方政府との間で、IT(情報技術)を利用した農業技術、スマートアグリを活用する農業プラントの事業モデルを策定することで合意したと発表した。沿海地方で温室栽培を可能にし、青果類の通年生産を実現するのが狙い。

沿海地方では地元産の野菜の流通が夏季に限られるため、政府は青果類を通年生産できる温室栽培を推進している。一方、JFEエンジニアリングは北海道苫小牧のスマートアグリプラントで、天然ガスや木質バイオマスをエネルギーとして野菜類の通年生産を行っており、沿海地方政府は同社の実績に注目した。今後は両者による作業チームが苫小牧での栽培実績をもとに、沿海地方の気象条件やエネルギー源などに適したプラントモデルを策定していく。

スマートアグリはITを利用した農業技術で、温室内の温度や湿度、二酸化炭素の濃度などの自動管理が可能。また、生産者の作業技術をデータ化して蓄積することで、農産物に応じた最適な栽培環境が再現できる。