2015/7/15

自動車

ソルベイ、ポーランドにシリカ工場を開所

この記事の要約

ベルギー化学大手のソルベイ(Solvay)はこのほど、ポーランド中部のブウォツワベクに建設した高分散シリカ(HDS)工場の開所式を行った。シリカはタイヤの補強材に使われており、車両の燃費を改善する効果がある。ソルベイはポ […]

ベルギー化学大手のソルベイ(Solvay)はこのほど、ポーランド中部のブウォツワベクに建設した高分散シリカ(HDS)工場の開所式を行った。シリカはタイヤの補強材に使われており、車両の燃費を改善する効果がある。ソルベイはポーランド工場の開設により、低燃費タイヤの需要拡大に対応する。

新工場の生産能力は年8万5,000トンで、従業員数は100人超となる予定。生産したHDSは中・東欧市場の顧客に供給する。同工場で生産するHDSはグレードが高く、車両の燃費を7%ほど改善できるという。ソルベイのHDSブランドには、「ゼオシル・プレミアム(Zeosil Premium)」、「エフィシウム(Efficium)」などがあり、乗用車および商用車用タイヤのコンパウンド(タイヤの接地面に使われる素材)に使用されている。