2015/7/29

ポーランド

サンレオン、ポーランドのシェールガス採掘権を返上

この記事の要約

アイルランドに本社を置く石油ガス開発会社のサンレオン・エナジーは22日、ポーランドのシェールガス採掘事業の大半から撤退することを明らかにした。6月にまとめた新たな長期事業戦略に基づくもの。これによってコストの大幅削減によ […]

アイルランドに本社を置く石油ガス開発会社のサンレオン・エナジーは22日、ポーランドのシェールガス採掘事業の大半から撤退することを明らかにした。6月にまとめた新たな長期事業戦略に基づくもの。これによってコストの大幅削減によりキャッシュフローの改善を図る。

同社は6月、新規採掘事業を縮小し、開発と生産に注力する方針を打ち出していた。これに沿ってサンレオンは、北部のチェルスクとイワヴァ、南部のブゾウとプラシュカの採掘権を返上する。また、南東部のビエシュツァディ鉱区にある国内石油大手PKNオルレンとの共同事業を含めた8つの採掘区も手放す。一方、バルチック海でのシェールガス採掘事業および、来年の生産を目指しているラヴィチュのガス田開発は継続する。

欧州最大のシェールガス埋蔵国との期待から、ポーランドでは国際大手の主導で近年開発が進んでいたものの、採算が合わないとの理由で米シェブロンやエクソンモービル、マラソン・オイル、コノコ・フィリップス、仏トタルなどが相次いで撤退した。地場PKNオルレンとPGNiGも採掘権の一部を手放し、有望な鉱区に絞り込む戦略に切り替えている。

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