日立物流のトルコ子会社、マーズロジスティクスが国内企業買収による拡大路線を採る。需要増大に対応する戦略の一環で、東アジア方面への進出も視野に入れる。トルコ投資庁が8月31日発表した。
マーズは今年の事業成長率を12%超と見込んでおり、15%の達成も射程内だという。今後の投資では、企業買収のほか、イスタンブールの欧州側とアジア側に倉庫を1つずつ新設することも計画する。
マーズは2013年に日立物流の傘下に入った。欧州向け複合一貫輸送を得意とするほか、東アジア方面への進出も検討している。
トルコは国内市場の大きさに加え、欧州、中東、中央アジアの間に位置する地の利から、国際物流企業が中継拠点として注目している。