2015/9/9

ポーランド

仏航空部品のニムロド、ポーランドに工場設置

この記事の要約

仏航空部品メーカーのニムロドグループ(Nimrod)は先ごろ、エアバスの次世代中型機「A350 XWB」の部品受注に対応するため、ポーランド中部ウッチに金属部品工場を新設すると発表した。投資規模は明らかにされていない。 […]

仏航空部品メーカーのニムロドグループ(Nimrod)は先ごろ、エアバスの次世代中型機「A350 XWB」の部品受注に対応するため、ポーランド中部ウッチに金属部品工場を新設すると発表した。投資規模は明らかにされていない。

ニムロドは子会社ESMを通じ、A350型機の金属部品の開発・プロトタイプ製作を手がけてきた。今年7月に同部品の量産業務を4,500万ユーロで受注。エアバスが過去の経験を踏まえ、立地としてポーランドを強く推したことから、エアバス・ヘリコプターズのウッチ拠点内に工場を設置することになった。新工場では300人の雇用創出が見込まれる。

ニムロドによると、同社は1960年代に設立されたESMとデタムペル(Detampel)を中核とする。航空機産業に参入してからの日は浅いが、ダッソー・アヴィアシオンやエアバス・ヘリコプターズなどとの取引で高い評価を得ている。今後3年で年商5,000万ユーロの突破を目指す。