2015/9/16

自動車

エクセディ、ハンガリー生産を強化

この記事の要約

クラッチ大手エクセディ(本社:大阪府寝屋川市)の欧州子会社エクセディ・ダイナックス・ヨーロッパはこのほど、ハンガリー北西部のタタバーニャで新工場棟の開所式を行った。将来的にトランスミッション部品の25%をタタバーニャ工場 […]

クラッチ大手エクセディ(本社:大阪府寝屋川市)の欧州子会社エクセディ・ダイナックス・ヨーロッパはこのほど、ハンガリー北西部のタタバーニャで新工場棟の開所式を行った。将来的にトランスミッション部品の25%をタタバーニャ工場で生産する方針に沿うものだ。投資額72億フォリント(2,300万ユーロ)のうち、政府助成で8億フォリントをまかなった。

タタバーニャ工場はエクセディにとって、欧州で唯一の工場だ。今回の拡張で工場床面積は3倍に増加。従業員数も130人増やす。来年1月からオートマチック・トランスミッション(AT)部品を生産する。

エクセディは、クラッチやトルクコンバーターの製造を手掛け、マジャール・スズキ、独ダイムラー、オペルのアスパーン工場(オーストリア)、英エンジニアリング大手GKNのイタリア法人などと取引がある。

2015年3月期の売上高は9.3%増の2,560億円(19億3,000万ユーロ)、純益は22.5%減の95億円だった。15年4-6月期には売上高で5.2%増の644億円、純益で20.8%増の29億円を計上した。

日本とハンガリーのほか、メキシコ、南アフリカ、ロシア、タイ、インドネシア、インド、ベトナム、中国、米国に生産拠点を持つ。(1HUF=0.43JPY)