ハンガリーの格安航空会社ウィズエアー(Wizz Air)は9月29日、2015年4-9月期(上半期)の業績が好調だったことを受けて、通期の予想純利益(特別勘定を除く)を当初予測と比べて約8%増の1億9,000万~2億ユーロに引き上げたと発表した。
15年10-12月期の予約状況も引き続き好調なことから、通期の乗客輸送量も前期比18%に上方修正した。11月にはエアバスの最新鋭中・短距離旅客機「A321」の納品が始まり、輸送能力がさらに拡大する見通しだ。乗客数が伸びた背景には、燃料価格の下落を運賃引き下げに反映できるビジネスモデルがあるとしている。
欧州格安航空最大手のライアンエアも9月初め、燃料の値下がりに加え夏期休暇シーズンの旅客数が大きく伸びたことから、16年3月通期決算の予想純利益を25%上方修正している。