2015/10/14

自動車

オペル、ハンガリーのエンジン生産増強

この記事の要約

米自動車大手ゼネラル・モーターズ(GM)傘下のオペルは先ごろ、ハンガリー西部のセントゴットハールド工場のエンジン年産能力を拡大すると発表した。現在の58万台から、来年は70万台に引き上げる。 オペル・ハンガリーの広報担当 […]

米自動車大手ゼネラル・モーターズ(GM)傘下のオペルは先ごろ、ハンガリー西部のセントゴットハールド工場のエンジン年産能力を拡大すると発表した。現在の58万台から、来年は70万台に引き上げる。

オペル・ハンガリーの広報担当者によると、生産増強はウィーンのアスペルン工場における生産縮小と並行して行われる。2018年以降、アスペルン工場ではギアボックスとドライブベルト部品のみの生産に限定し、エンジン生産はセントゴットハールド工場に移管する。同工場の従業員数は最大1,700人まで増加する見通し。

オペルは1994年にセントゴットハールド工場を開設した。2011年には複数の新型エンジンの生産に対応するため、総額7億ユーロを投じて生産施設を刷新。現在ではオペルで最も重要なエンジン工場となっている。2013年からは排気量1400cc、1600cc、1800ccのガソリンおよびディーゼルエンジンを生産してきたが、2016年~17年までに年産台数が現在の限界の67万台に達すると予想されている。旧型のエンジンまで含めると、ハンガリーにおけるエンジンの生産台数は年間100万台を突破する見通しだ。

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