仏エアバス・ヘリコプターズは先ごろ、ルーマニア中部ブラショフの生産拠点で新工場の建設を開始した。2017年から新型ヘリ「H215」の組立てを行い、年間15機を生産する予定だ。投資額は非公表。
新工場の面積は1万平方メートル。H215の生産だけでなく、設計からアフターサービスまでを手がけ、300人以上を雇用する。
H215は同社の「AS332 C1e」及び「L1e」を改良した多目的モデル。民生用の他、軍事目的での利用も可能だ。
欧州の航空機メーカー、エアバス傘下の同社は民生用及び軍用ヘリコプター大手。昨年の年間売上高は65億ユーロで、世界全体で2万3,000人を雇用している。