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2015/12/9

自動車

シュコダ、チェコ本社工場で生産調整

この記事の要約

独フォルクスワーゲン(VW)のチェコ子会社であるシュコダ自動車がムラダー・ボレスラフの本社工場で2モデルの生産調整を実施する。dpa通信が2日、シュコダの広報担当者への問い合わせをもとに報じた。実施期間など詳細は明らかに […]

独フォルクスワーゲン(VW)のチェコ子会社であるシュコダ自動車がムラダー・ボレスラフの本社工場で2モデルの生産調整を実施する。dpa通信が2日、シュコダの広報担当者への問い合わせをもとに報じた。実施期間など詳細は明らかにされていない。

小型乗用車「ファビア」とステーションワゴン「ラピッド スペースバック」が対象となる。広報担当者はVWによる排ガス不正問題の影響と生産調整の関連について明言を避けた。同社の一部のディーゼル車にはVWと同じく、検査時だけ窒素酸化物(NOx)排出量を下げる違法なソフトウエアが組み込まれていたほか、ガソリン車でも二酸化炭素(CO2)排出量や燃費数値の不正が発覚している。

欧州自動車工業会(ACEA)が先月17日発表したところによると、10月のシュコダの販売台数は前年同月比2.6%減の4万6,854台に落ち込んだ。