ベラルーシのラフマノフ駐日大使は先ごろ、楽天の三木谷会長と会談し、同国のハイテク産業への日本からの投資拡大に期待を示した。三木谷会長はベラルーシのIT技術の水準を評価すると共に、将来の協力関係について議論していく意向を表明した。
会談は三木谷会長が代表理事を務める経済団体、新経済連盟が開催する新年会に併せて行われたもの。同会長は2014年11月に新経済連盟が主催したベラルーシ、エストニア、フィンランドへの視察の際に同国を訪問、同月に9億ドルで買収した無料通話アプリ大手のバイバーを訪れている。同社は欧州を中心に3億人のユーザーを持つ。
今年5月には東京でベラルーシのハイテク団地に関するセミナーの開催が決定しており、ラフマノフ大使は同会合に出席した日本の政府関係者や企業幹部に対し周知を行った。