ハンガリー製薬ネリヴァ、モルヒネ工場建設

ハンガリーの製薬メーカー、ネリヴァファルマ(Neriva Pharma)が、北東部のアバウヤシャントにモルヒネ工場を建設する。シャルカ社長によると投資額は約50億フォリント(1,600万ユーロ)で、年産能力は1万5,000トン。近く建設許可が下りて着工する見通しだ。中東欧情報紙『nov-ost.info』が1月27日報じた。

ハンガリーでは2014年初頭に、アルカロイダ・ケミカルがモルヒネの製造を停止した。ネリヴァの新工場は、これを引き継ぐ形になる。同社はまた、原料となるけしの春咲き、秋咲き品種の開発や、品種改良センターの開設も計画している。

ハンガリーでは伝統的にけし栽培が盛んで、産業に利用してきた歴史を持つ。ネリヴァは、新工場が稼働すれば栽培面積が1万ヘクタールに拡大すると予想している。(1HUF=0.41JPY)

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