インド、ベラルーシとの関係強化に意欲

インドがベラルーシとの関係強化に意欲を示している。製薬や発電エンジニアリング事業などで提携を深め、両国間取引を拡大させたい考えだ。在ベラルーシのパンカジ・サクセナ特命全権大使が、1月26日のインド共和国記念日を前に開いた記者会見で明らかにした。

サクセナ大使は、両国企業の提携が成功している事実は「ベラルーシでインド製医薬品が販売されていることからもわかる」と指摘。インド企業がベラルーシ企業との合弁の可能性を活発に議論していると強調した。また、ソーラー発電など再生可能エネルギーを含む発電エンジニアリングでも両国の協力が大きな成果につながるとみる。

同大使は、2015年が両国の外交関係において重要な年になったと言明。インドのムカルジー大統領が6月にベラルーシを初訪問し、同国に対し合弁事業資金として1億米ドルを融資すると決めたことに改めて触れた。(東欧経済ニュース6月10日号「ベラルーシ、インドとの提携強化を狙う」を参照)

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