ハンガリーNUSZ、チェコの道路料金徴収事業に参入か

チェコの道路料金徴収事業の受注競争にハンガリーの国営企業NUSZが加わるもようだ。チェコで料金徴収を行ってきたオーストリアのカプシュ・トラフィックコムと政府の契約が今年末に終了することを見越したもので、NUSZは現行の徴収システムの運用費20億コルナ(約7,400万ユーロ)の半額を提示して売り込みをかけている。チェコ国営のニュース専門テレビ局CT24が先ごろ、運輸省幹部の話として報じた。

17年以降の契約を巡っては、スロバキアで料金徴収システムを運用するスカイトル(SkyToll)も参入を狙っているほか、昨年末には政府関係者が選択肢の1つとしてカプシュとの契約延長を検討していることを明らかにした。一方、チェコ運輸省は、事業者選定に向けて入札を実施するとしている。

カプシュは07年以来、チェコでの道路料金徴収事業で670億コルナを徴収し、180億コルナ(約6億6,600万ユーロ、売上税含まず)の収益を上げている。(1CZK=4.87JPY)

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