ロシア政府は「ポテトチップス税」と称される健康に悪影響を及ぼしかねない食料品への課税を導入する方針だ。5日付の英字紙『モスクワタイムズ』が報じた。歳入を増やすとともに、健康対策として肥満を防ぐ狙いがある。パーム油や砂糖を多く含む飲料などが対象となる。課税案はプーチン大統領も支持しているとされ、実現の可能性は高い。
経済開発省では政府の指示を受けて具体案を検討中で、2~3週後には細目を提出する予定だ。課税対象には電子たばこやポテトチップ、脂肪・糖分を多く含む他の食品などが加えられる可能性もある。
同様の税金としてはハンガリーで2011年に導入された「国民健康製品税(俗称:ポテトチップス税)」が有名だ。