ハンガリー、ヨルダンと貿易分野などで提携

ハンガリーのサボー副外務貿易相は10日、ヨルダンの首都アンマンで開かれた両国の第2回合同経済委員会で、貿易、建設、農業、環境保護、観光などの分野での提携について大筋合意した。サボー副大臣は、両国の貿易高が現状は4,000万米ドルで「目指す規模にはるかに及ばない」と述べ、提携による貿易拡大に期待を示した。

同副大臣はまた、ヨルダンがハンガリーに用水管理プロジェクトの発注を検討しているほか、露ロスアトムの技術を採用する原子力発電所プロジェクトで、ヨルダン政府がハンガリーの原発運営のノウハウに関心を示すなど、エネルギー分野でも提携の可能性があることに言及した。

ハンガリーは今年に入り、カンボジア、モンゴル、インドネシアと相次いで多様な分野での提携を結ぶなど、欧州圏外での国際関係強化に積極的な動きがみられる。

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