2015年のチェコ経済成長率4.3%、08年以来で最高に

チェコ統計局(CSU)が16日発表した2015年通期の経済成長率(季節調整済、速報値)は実質ベースで前期比4.3%に達し、2008年以来で最高の値を記録した。10‐12月期(第4四半期)では前年同期比3.9%の増加で、前期比ではほぼ変化がなかった。

2015年通期は、個人消費の拡大、投資増加をはじめとする需要拡大が成長をけん引した。一方第4四半期は、前年同期比で4%台を記録した第1~第3四半期より低い3.9%に減速した。その中で成長を支えたのは製造業と、多くのサービス業分野。需要面では構成項目がすべて均等にプラスに貢献した。前期比では0.1%の微減となったものの、総付加価値(GVA)は0.5%増加した。

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