チェコ統計局が8日発表した12月の鉱工業生産高は前年同月比で0.7%拡大し、13カ月連続でプラスとなったものの、上げ幅は前月の5.7%から縮小した。稼働日調整ベースでは1.7%の低下。前月比(稼働日、季節調整済み)でも2.6%低下した。新規受注高の上昇率は3.0%となり、11月の7.2%から縮小した。
業種別にみると、主要産業の自動車が1.9%増、ゴム・プラスチック製品と金属加工品がどちらも0.4%増など、小幅な伸びにとどまった。縮小幅が大きかったのは、その他の輸送機器(0.7%減)、機械・設備(0.6%減)、化学・化学製品(0.4%減)だった。
12月の税込み平均賃金は名目ベースで前年同月比1.9%増の2万9,675コルナ(約1,100ユーロ)だった。(1CZK=4.78JPY)