大手ディスカウンターの独リドルが4月中旬にリトアニアで物流センターを開所する。管轄のカウナス当局がこのほど同社から関連書類を受理した。業界専門家は6月に第1号店がオープンし、夏中に12店舗前後に増えると予想している。
物流センターが設置されるのはカウナス近郊のラムチアイで、カウナスとビリニュスを結ぶ高速A1号線沿いに位置する。面積は4万2,000平方メートル。昨年夏に竣工し、投資額は3,000万ユーロに上った。
物流網を構築する経費を考慮すると、採算性の確保には20~30店舗のネットワークが必要になる。リドルの従来の戦略からみて、短期間に複数店舗をオープンすることは確実だ。すでにビリニュス、カウナス、クライペダなど10都市で求人作業に入っており、今年6月を皮切りに、秋までに12店舗前後が開店すると予想される。
リドルは昨年、年商規模をを790億ユーロから2020年までに1,000億ユーロへ引き上げる目標を発表。今年のリトアニアに続き、2018年にはセルビアと米国への参入を計画する。