ハンガリー中央統計局(KSH)が先ごろ発表した2015年12月の鉱工業生産高(確報値、稼働日調整済み)は前年同月比9.4%増となり、上げ幅は11月の7%から2.4ポイント拡大した。前月比(稼働日、季節調整済み)では6.9%の増加。1-12月期は前年同期比で7.5%増加した。
分野別では製造業が10.2%、エネルギーが6.3%、鉱山・採石業は0.7%それぞれ増加した。
製造業では13部門のうち12部門で伸びた。同業生産高の4分の1を占める輸送機器(自動車含む)が17.8%増だったほか、コンピュータ・電子・光学機器が16.6%増、ゴム・プラスチック・非金属鉱物が12%増、機械・設備が6.8%増、基礎金属・金属加工品が5.3%増と好調だった。唯一減少したのは化学品・化学製品(6%減)だった。