ハンガリー、UAEとエネルギー分野などで提携

ハンガリーのシーヤールト外務貿易相は1日、アラブ首長国連邦(UAE)政府とエネルギー、食品、航空分野で提携する協定に調印した。同相は今年半ばまでに両国が投資保護協定を結ぶ方針であることも明らかにした。

シーヤールト外務貿易相によると、エネルギー分野の提携では原子炉4基からなる原子力発電所を建設中のUAEに対し、ハンガリーが原子力技術者の研修を支援するほか、再生可能エネルギー分野でもハンガリー企業が技術を提供する。また、航空分野ではエミレーツ航空のハンガリーの地方都市への乗り入れを認める方針だ。一方、UAEに対しては鶏肉と牛肉の輸出解禁を求めているという。

ハンガリーはドバイに国家貿易事務所を設けているほか、同国の輸出入銀行が両国の事業提携を支援するため4億600万ユーロの与信枠を設定している。UAEに先立ち、先月半ばにはヨルダンとも貿易など多角的な提携で大枠合意しており、中東諸国との関係強化に積極的だ。

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