アルミニウム加工メーカーのノイマーン(オーストリア)はこのほど、スロバキア西部のジャルノヴィツァ工場で、新生産棟が稼働したことを明らかにした。増産に向け、従来よりも広い工場棟に生産を移した。以前の報道によると、投資額は260万ユーロで、約320人の雇用創出を見込んでいる。
新工場棟の面積は1万平方メートル。型材と自動車向けルーフシステム部品の製造を担当する。
スロバキアは自動車生産台数が昨年、初めて100万台を超えた。人口540万人に対し、自動車産業で働く人は8万人に上る。昨年には英ジャガー・ランドローバー(JLR)が西部ニトラに14億ユーロを投じて生産拠点を築くと発表した。このため、今後も自動車産業の成長が見込まれる。(東欧経済ニュース2015年12月2日号「墺アルミ加工のノイマーン、スロバキア工場を拡張」を参照)