エネルギー関連製品を製造するスロバキアのエメル・エナジー(ブラチスラバ)が環境性能に優れた次世代バッテリーを開発した。従来型のリチウム電池や鉛電池と異なり不燃性で毒性が無くリサイクルが可能で、エネルギー効率も高い。現在はテスト段階で、今後は再生可能エネルギー関連施設などへ供給する。15日付の現地ウェブ紙『スペクテイター』が報じた。
新バッテリーは同社のブルー・エナジーバッテリーシリーズ(BE)の新製品で、米国企業の技術を基に開発された。同バッテリーを組み合わせた3万3,293メガワット時の大容量製品を南米、アジア及びアフリカに供給することも検討している。
エメルは2008年以来エネルギー関連製品、中でも再生可能エネルギーに焦点を当ててきた。13年からはエネルギー貯蔵分野にも事業を拡大している。