電機大手の米ゼネラル・エレクトリック(GE)は11日、チェコの銀行部門をプラハ証券取引所に上場すると発表した。6月末までの実施を予定している。実現すれば、中欧では2011年以降で最大の新規株式公開(IPO)となる。
上場するのは、GEキャピタル傘下のGEマネーバンクの現地子会社であるチェコGEマネーバンクと、同社の自動車ファイナンス事業。チェコGEマネーバンクは、117万人の顧客をもち、229支店を展開している。資産額ベースでチェコ6位の銀行だ。
GEは昨年、グループの金融関連事業を2年間で売却する計画を明らかにしており、中東欧ではすでにポーランドのBPHバンクの株式売却を決めている。