ベラルーシ中央銀行は5月1日、主要政策金利であるリファイナンス金利を2ポイント引き下げて22%とした。利下げは2カ月連続。政策金利の上限と位置付ける翌日物貸出金利は3ポイント減の27%に、同下限の翌日物借入金利は1ポイント減の15%に引き下げた。
通貨供給量の増加ペースが落ちたことや、国内為替市場で外貨が余る傾向にあること、預金市場が落ち着いてきたことで、インフレ圧力が弱まったと判断した。3月のインフレ率は前月と同じ12.8%で、今後、低下すると予測されている。
ベラルーシ中銀は2015年1月に主要政策金利を25%へ5ポイント引き上げた。以来、今年3月末までこの水準が保たれていた。