ボスニア国営電力公社エレクトロプリヴレダBiH(EPBH)は先ごろ、トゥズラ石炭火力発電所における発電機新設計画について、建設を担当する中国能源子会社の葛洲ハ集団(CGGC)と資金調達合意書に調印した。本契約締結以来、市場動向が変化したことに対応するもので、着工に向けた準備が整った。
この計画はトゥズラ発電所に出力450メガワットの7号機を新設するもので、稼働すると3、4号機が運転を停止する。費用は7億2,200万ユーロ。中国輸出入銀行が85%を融資し、残りはEPBHが自己資金でまかなう。
同計画は入札を経て、葛洲ハが2年前に落札していた。以前の報道では、仏アルストムと独シーメンスが設備を納入する。