エストニアの大手投資会社インフォタル(Infotar)が子会社トリリニ・エナジー(Trilini Energy)を通じ、露ガスプロムが保有するエストニア・ガス(Eesti Gaas)の株式37%を買収する。取引額は明らかにされていないが、今年2月のフィンランド・フォータムとの取引と同じ条件という。成立には競争当局の承認が必要となる。中東欧経済紙『nov-ost.info』が先ごろ伝えた。
インフォタルはエストニア・ガスの完全買収を目指しており、今年2月に筆頭株主だったフォータムから51.4%を取得した。今回の取引が成立すれば出資比率は88.4%に拡大する。
その後、露ガス大手イテラ傘下のイテラ・ラトビアの持つ10%、さらに少数株主の保有株の取得を目指す方針だ。