チェコ自動車工業協会(AutoSAP)が2日発表した同国自動車業界の昨年の売上高は前年比0.5%増の1兆クローネ(約370億ユーロ)に拡大した。輸出が85%を占めた。
乗用車生産台数は4%増の130万台。同協会のマルティン・ヤーン会長は「生産台数の増加は今後も続く見込みだ」と述べた。また、電気自動車(EV)などのエレクトロモビリティの発展により、「(自動車業界は)今後5年間で過去50年分以上の変化を経験する」との見方を示した。
自動車は鉱工業全体の25%を占める同国の基幹産業。国内生産シェアでは地元シュコダが56.77%とダントツで大きく、2位の現代自動車は26.36%、3位のトヨタ・プジョー・シトロエン・オートモビル・チェコ(TPCA)は16.87%だった。(1CZK=5.08JPY)