欧州復興開発銀、独小売り大手の中東欧事業に融資

欧州復興開発銀行(EBRD)は先ごろ、欧州食品小売最大手の独シュヴァルツの中東欧事業に融資することを明らかにした。セルビア、ポーランドの事業拡大計画に最大1億5,000万ユーロを融資する。7月20日の理事会で最終決定する。

シュヴァルツはセルビアで今年営業を開始するディスカウントスーパー「リドル」と、ポーランドの食品スーパー「カウフランド」の事業拡大に向け、合わせて2億5,000万ユーロを投資する計画だ。

EBRDはこれまでもシュヴァルツの中東欧事業を支援してきた。2010年にポーランドとブルガリアの「カウフランド」、ルーマニアとブルガリアの「リドル」の事業強化に合計2億ユーロ、11年にはルーマニアの競合先買収に2億ユーロを融資した。

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