ロシア新車販売、5月は14.5%減

ロシアの欧州ビジネス協会(AEB)が先ごろ発表した同国の5月の国内新車(乗用車・小型商用車)販売は10万7,665台となり、前年同月に比べ14.5%減少した。1-5月の累計は前年同期比14.7%減の54万8,119台だった。

自動車製造業者委員会(AMC)のシュライバー会長は、「5月の販売実績は市場安定に向けた道がまだデコボコしていることを示している」との見解を示す。また、大半の専門家の見方では、マクロ経済については、すでに底をつき、年末までは悪くても安定あるいは2017年に向けて改善するとの見通しだが、消費者の信頼感や購入意欲に変化が現れるまでにはまだ時間がかかるとし、今は忍耐の時期であるとの厳しい見解を示した。

AEBは6月の販売実績を踏まえて7月に2016年の通期予想を発表する予定。

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