ノルウェーのフェリー大手、トルコ造船所に電動フェリー発注

ノルウェーの公共輸送事業者「フィヨルド1」は13日、トルコ造船大手のテルサン(Tersan)と2隻の電動フェリーの建造契約を締結したと発表した。発注したのは連続数時間の航行が可能なバッテリーを備えたフェリーで、埠頭に備え付けられた充電設備で充電することができる。就航後は運輸当局が定めるCO2排出基準を満たす同国初のフェリーとなる。

設計を担当するのはノルウェーの船舶設計・エンジニアリング会社マルチ・マリタイム(Multi Maritaime)で、フィヨルド1とも協力する。建造はテルサン造船が持つヤロヴァ造船所で行われる予定。

新型フェリーの積載能力は自動車120台、トラック12台及び乗客349人。今年10月に建造を開始し、2018年1月に就航する見通し。

テルサン造船はイスタンブールと同国北西部のマルマラ海に面したヤロヴァに造船所を持ち、約2,000人を雇用している。

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